派遣社員と正社員って何が違うの?

外資系企業に強い派遣会社

私は数年前、都内の外資系企業で正社員として勤務していました。アメリカ本社は世界有数の大企業でしたが、当時は業績が悪化しており、世界規模の大リストラを行っていました。当然日本でも正社員の採用は数年前からほぼ凍結され、2年に一度は早期退職の募集が行われていました。正社員の代わりに活躍していたのは、多くの優秀な派遣スタッフの方たちでした。
外資系の派遣に強い大手派遣会社の営業担当者の席が、我が社の人事部に作られているほどでした。営業担当者は我が社内に常駐し、派遣スタッフと、クライアントである我が社の人事担当者と密にコミュニケーションを取っていました。
我が社は業績が悪いとは言え、日本の外資系企業の中ではネームバリューがありました。特に財務・人事・広報部門は転職市場でも評価が高いそうです。ここでの業務経験があれば、派遣スタッフでも一定の評価を得られるそうです。ですから、一流大学卒の学歴とTOEIC900点以上の語学力を持つ派遣スタッフも少なくありませんでした。時給は1800円なので、都内の事務職としては普通レベルです。親しい派遣スタッフの方は、1年ほど経験を積んで正社員として良い会社へ転職したいと言っていました。その言葉通り、彼女は約10か月勤務した後、好待遇で外資系企業へ転職しました。我が社に常駐する営業担当者は、優秀な派遣スタッフは、どんどん辞めてしまうので難しいですと苦笑いをしていました。